あの日、あの場にいた全員が主役だった ⭐︎2021.12.30 ジャニフェス感想⭐︎
ジャニフェス配信について話したい事がたくさんありすぎて、ツイッターじゃ足りないからわざわざブログ開設しちゃった。
まず2ヶ月前のわたしへ。
潤くんが演出したえびは見たいけどきっと出番少ないのにわざわざこの年末に東京まで行くのはなぁ（そもそも絶対当たるわけない🤷♀️）と思って申し込まなかったわたし。ばかやろう。
これは松本潤の演出力とジャニーズタレントのポテンシャルの高さを侮ったオタクによる、自戒を込めた長すぎる備忘録である。
結論から言うと、
「あれだけの人数がいながら全てのグループが主役だった」
これが1番の見所だったんじゃないかなって思います。
いつもカウコンで少し感じる「出番の偏り」や「もっとこういうの見たかった…」っていうもどかしさとか、そういう感情が全くなかった。どのグループのファンも余す事なく大満足させた今回のジャニフェス、歴史的にも割と大事件なのでは。
各グループの出演時間が均等だったのも勿論そうだけど、何より『限られた時間の中で、グループごとのそれぞれの魅力が最大限に引きだされていた』ことが最大の理由だと私は思ってます。
誰もが松本潤に感服せざるを得ない、そんな3時間だった。
各グループの演出と「頑張れ、友よ！」
まず、これでもかってくらい贅沢なセットと一体どこから仕入れてきたんや…っていうような最新鋭の機材が惜しげもなく使われてるステージに目が点になっちゃった。ここは本当に私たちの知ってる東京ドームなのか？？？
でも何よりそれらをグループや曲ごとに器用に使い分ける力よ。あれだけの装置が溢れてるにも関わらず、パフォーマンスが負けてないのも凄い。そこのバランスの微調整にどれだけの時間と思考を使ったのか…と思うと、チーム松本潤の面々には頭が上がらないよ…。
なんかもう、全ての曲において「この曲に対しての魅せ方の正解」を見せつけられてるようで、ゾッとした。1曲1曲がひとつの作品として「完全に創り上げられてる」んですよね。ヒェ
だからなのかな。
どのグループの曲に関しても、いつもに比べて他担からの評価が高い気がしません？
例えばえびもそうなんですけど、「頑張れ、友よ！」はこれまでも歌番組等で歌ってきたのでファン以外の人の目にも触れていた筈なのに、「この曲良い！」っていう声をこんなにも聞いたのは初めてな気がする。
アクロバットに関しても、いつもは迫力重視で上からの引きアングルやカメラの切り替えが多くて、それ故なのか「どうなってるのか分からないけどなんか凄い事してんな〜」っていう感想に留まってしまうんですよね。（私もそう。）例えるなら駅前の大道芸を横目で見ながら「凄い」とは思いつつそのまま通り過ぎるみたいな。
でも今回の間奏部分は中央下側からの定点カメラ、という珍しい演出。お陰で「今何が起きてるのか」が分かりやすくて、「彼らがいかに凄い技を繰り広げてるのか」をより多くの人に見て貰うことができたのではないかなと思うのです。（※だからといってどうなってるのかが理解できる訳ではない）しかもあのアングルって実はコンサートの最前列でしか見れないので、ファンにとっても貴重だったりするんです。要するにファンにとって最高な形である事は勿論、他担へのアピールも兼ねた演出が、それぞれの曲の中に詰め込まれてた気がするな。『ジャニオタ向け布教用資料の完全版』が今ここに爆誕してしまったわけです。なんてこった。
全国のCDショップ！！今「ジャニフェス曲コーナー」作ったら絶対売り上げ伸びるよ！！！！
とりあえず私は未所持だったスノのシングルポチった。
コラボ
ファンが望んでた「コラボ」ってこういう事だったんだなって思い知らされた。
なんでファン自身ですらも考えつかなかった理想を思いつく事が出来るんですか？松本潤の脳の構造どうなってるの？？？
①エビキス
エビキスクソデカ感情オタクの私は泣いたよ。まずKiss魂の五関さんでしんだ。かっこよ…
そして左右から中央に集まりながら歌う光景はJr.時代の海賊×Crushを彷彿とさせるもので、13年前、エビキスコンや少クラで繰り広げたあのバトルの続きを見ているようだった。
しかもお互いデビュー後の曲で、なんて、そんな夢が叶う日がくるなんて思ってなかった。
エビキスの仲良くて集まると男子校ノリが止まらない所が好きだけど、それと同じくらいお互いか「ライバル」として認め合ってる所が大好きでした。その関係が今もなお続いてる事が実感できたし、これからもバチバチに意識し合っててほしいなって強く思った夜だった。
翔潤でエビキスコン観に行った日、楽屋でダメ出s…アドバイスが止まらなかった潤くんは、今回の彼らの姿を見て何を思ったかな
いやもう既に満足。元取ったわ。
これ超えるコラボもう無くない…？まあ次のコラボはストスノが妥当だろうな〜なんて思ったのも束の間。松本潤はそんな安直な男ではなかった。
②KAT-TUNとSixTONES
まさにオタクと松本潤の解釈が一致した瞬間だった。
KAT-TUNのイミレとか見たすぎでしょうよ…需要と供給しっかりし過ぎかよ…「ハルカナ約束」の選曲ははきっと投票によるものだったのだろうけど、両グループがJr.時代に歌い継いできた「お互いにとっての大切な曲」だった事からこのコラボに繋がったこの奇跡すごくない？※ただの推測
（NEWS・JUMP・セクゾに関しては知識が薄弱過ぎるので割愛します 歌がうまい）
④SnowManとキンプリ
私的に、組み合わせが最も盲点だった＋コラボ企画のMVPだったのがスノ×キンプリの「君の彼氏になりたい。」。
私には聞こえたよ。イントロ流れた瞬間、会場にいた双方のオタクの心の悲鳴が…。
今までのジャニーズコラボといえば、メジャー曲を選抜メンバーがわいわいしながら歌う、っていうイメージしかなかったけれど（それも楽しくて好き）、その固定概念をぶち壊されたのがこのコラボと選曲でした。今回の企画は全体を通して、あくまで『本家とのコラボ』であり「コラボ相手に合わせたアレンジではなく、相手が本家に合わせる」ことが重視されていたと私は思うのですが、それによって「こんなキンプリ見たかった…！」と「元々の曲の良さのさらなる魅力の発見」が見事に両立してるんですよ。まさに両者満足！理想の社会！
どこを切り取っても全員かっこよくて、ずっと見ていたかった。「むりむりむり、やっぱむり」なのはオタクの情緒である。あと何よりこのコラボから次の曲にかけて「俺らの曲めちゃめちゃかっこいいでしょ？」と言わんばかりに誇らしげな顔で歌い踊るスノがとても印象的だった。
⑤エイト・WEST・なにわ
あのメドレー聴いて楽しくならない人類いるの？？？ついさっき、つよつよダンスメドレーに魅せられたばかりなのにもう村上信五の八重歯と重岡大毅の大声しか頭に入ってこない！すごい！
彼らなら（いい意味で）空気を一変できると分かってたからこそ、この順番にしたんだろうな。
そしてその後に披露した「証拠」は今回最大のサプライズと言っても良いのではないでしょうか。
ずっと背中を見てきた先輩の演奏、そしてその先輩に可愛がって貰った分、自分たちも同じようにと沢山の愛を注いできた後輩に後ろから見守られながら力強く歌うWESTの姿を見ていると、俄かながらに自然と涙が溢れた。
「関西Jr.には独特の絆がある」と本人達はよく言います。良い話のようにも思えるけど、決して優遇されているとは言えない状況の中、事務所スタッフも少なく自分達でどうにかするしかなかったからこそ生まれた関係性でもあるその絆。そしてその葛藤の時間を1番長く過ごしてきた関ジャニ∞。
これまでのカウコンでの彼らはというと、にんじん娘で野菜の着ぐるみを着てみたり（ヨコはミキサーだった）スシ食いねェでは寿司になってみたり（ヨコは醤油刺しだった）…と「いかに面白い事をして爪跡を残すか？」に徹していて、いつしかそれがエイトの役割になってた気がします。※それ自体を否定してるわけではありません。むしろ毎年それを1番楽しみにしてるし何より本人達が嬉しそうなので……
そんなエイトが、「アウェイだったはずの東京ドーム」で、「デビュー前からの武器であるバンド」で、このブロックのトリを務めた。あまりにもかっこよすぎるよ。
とは言えどカウコン恒例のボケ行事（ボケ行事？）は新年初笑いに必要不可欠なので今後も続けてほしいなと思います！！
若手と先輩への、偏りのないリスペクト
各グループがそれぞれ代表曲を歌い終えた後、新しい仲間として紹介されたなにわ男子。大きなモニターにデビュー曲のBGMにのせ撮り下ろしのソロカットが流れて（多分メンバー紹介も兼ねてたんだろうな）あの場に居た全てのジャニーズファンに祝福・歓迎されながら登場した7人のシルエット。
私がなにわ担だったら西畑くんの歌い出して泣き崩れてたと思う。改めてデビューおめでとう！
対してデビュー25周年を迎えるキンキ。今回の彼らの立ち位置は、経歴的に言えばV.I.P枠な訳です。やっぱり登場も特別だった。そりゃそうでなくっちゃ。歌い始めた瞬間に空気が引き締まって「やっぱりこの人達には叶わないな」と早々に全面降伏させられた。でもこれ、演出を一歩間違えると接待になりかねないと思うんですが、今回はそれを全く感じなかったんですよね……（過去の事を掘り返すな…）
感じたのは、ずっと背中を見続けてきた大先輩に対する壮大なリスペクト。それだけだった。キンキデビュー時バックで踊っていたあの小さな松本少年が、25年後にあんな形で恩返しする未来なんて、誰が想像しただろうか。
キンキ担ではない私ですら何故かデビューからずっと2人を見続けてきたような不思議な錯覚に陥ったし、これからもずっと2人で歌い続けて欲しいと強く願ってしまうほどだった。
デビューしたばかりの後輩と大先輩。どちらのステージにも対等な愛とリスペクトを感じた演出だったな〜と個人的に思いました。こんなの祝福せざるを得ないよズルいわ〜ほんとに…
松本潤くんと嵐 松本潤くんとジャニフェス
私は母・妹と一緒に配信を見たのですが、見終わった後3人とも感想を言うでもなく暫く黙り込んでました。人は圧倒的な何かを見せられたとき、言葉すら発せなくなるのですね。
この感覚なんだっけな…と思ったらあれだ。
嵐のコンサートが終わったあの時間と一緒だ。あまりの迫力に足がすくんで椅子から立ち上がれず、誰もいなくなったステージをただ呆然と眺めてる時の、あの時間。
ここ数年の嵐のコンサートって、もはやショーに近いなと感じていました。というのも、皆んなで盛り上がりたい曲・魅せたい曲・聴かせたい曲が計算的に配置されてることによって起承転結が作られていて、全体を通してまるで壮大なストーリーが完成されているようで。一瞬の隙もない、細部まで創上げられた大作映画のような。
ただ、潤くんの演出力が凄いのは周知の事実だけど、それって嵐のコンサートだからこそ活かせるものだったのでは？と思っていました。嵐を1番近くで見てきた潤くんだから、誰よりも嵐を知ってる潤くんだから、嵐の魅力を最大限に引き出すことができるのだと。そんな彼が演出する嵐のコンサートなんて、もう他に何も叶うものなんてないわけです。
でも他のグループの演出となるとどうなんだろう。正直『嵐のコンサートに似たなにか』になってしまうんではないかと、ちょっと思っちゃってたわけです。ばかやろう（本日2回目）松本潤がそんなんで納得するわけなかろうが〜！！あと無意識にジャニーズタレントの実力舐めてて非常に申し訳ない。冒頭で言った「自戒」はこの件です。
これまで嵐のコンサートで使われた機材や演出もいくつか見たけど、そこに嵐を感じる事はなかった。
グループごとの演出の凄さについては前述の通りです。「嵐の演出が凄いのは潤くんが嵐を知り尽くしてるから」という事であれば、今回彼は一体どれだけの量の資料を見て、そこにどれだけの時間を費やし思考を凝らしたんだろうか……きっと今なら私より潤くんの方がA.B.C-Zの事詳しいと思う。
あと曲順の件もそう。あれだけ個性に溢れたグループと曲が集まってるのに、綺麗に1つの流れとしてまとまってるのやばくないてすか（どんどん失われる語彙）例えばコラボも実はパートごとに「バトル」「ユニゾン」「ダンス」だったりとそれぞれのテーマが設定されていて（その時点でもう「ただのコラボメドレー」じゃない）またそれをあの順番にする事で、決して混沌とする事無く流れとして成立してるから、ずっとワクワクが続いてる状態。「次は何が起きるんだろう」っていう、まさに映画見てる途中みたいな。
エビキスのコラボも曲順が逆だとあそこまで盛り上がらなかったんじゃないかな。「えっっ待ってKiss魂えびも一緒に歌うん？えっ…て事は次えびの曲をエビキスでやるの…？まさかブラ…ブラシュ…ブラシュガだ〜〜〜！！！！！（祭り）」※ブラシュガがヤバ曲なのはキスマイ担も割と知ってた筈なので
と、まぁそんな感じです。（どんな感じだよ）そういうちょっとしたタイミングの工夫でファンを喜ばせるのが本当に上手い。
ここ5年くらい、事務所的に色んな変化が起きましたね。その度に「ジャニーズはもう終わり」だの「時代遅れ」だの散々の言われようだったし、実際に危機感を覚えた事だってあった。
でも今回のジャニフェスを見て感じたのは、間違いなくそこにある「この先の可能性」でした。
さっきから潤くんの演出力ばかり評価してるみたいだけど、その最新鋭の演出に劣らないパフォーマンス力をあの場にいた全員が持ち合わせていなければ、今回のステージは成り立たなかったと思います。
ジャニーさん見てますか？絶対見てるよね。
あなたが大切に愛してきた家族たちが、
あなたが切り開いた夢を必死に引き継ごうとしていますよ。
ジャニフェスはジャニーズファンへの最高のプレゼントでした。改めて、本当に本当にありがとうございました！！！！！
各グループの年末の忙しさと潤くんの負担を考えると『毎年やって！！』なんて贅沢な事は言えないけど、願わくばまたいつか夢の続きを見せてほしいな。
まずはとりあえず1日でも早く円盤を出してください！！！！！リハで橋本良亮をひたすらに愛でるエビキスの映像をください！！！！ダンス神こと五関晃一の横で踊るのが嫌だからって「手を抜いて」と直接本人に言ってしまう横尾渉の映像をください！！！！！！👛
